妊娠中に便秘しやすい理由

女性は妊娠すると便秘しやすくなります。
これは、妊娠のシステム上やむを得ません。
ですから、普段から便秘気味の方は余計に気をつけてください。

母体の体調が悪くなると、赤ちゃんにも悪影響が出てしまいますから。

では、なぜ妊娠すると便秘しやすくなるのでしょう？
それはホルモンが関係しています。

妊娠すると「プロゲステロン」という黄体ホルモンが盛んに分泌されるようになります。
プロゲステロンは、子宮まわりの筋肉をゆるめて子宮収縮を防ぎ、早産防止の大切な役割を果たします。

ですが、同時に便を肛門へ押し出していく大腸の蠕動運動も鈍くしてしまうのです。

そして、つわりの時期になると食欲がなくなります。
すると、便のカサが減ります。
また、嘔吐がひどいと脱水症状になって便が硬くなります。

これらの原因が重なって妊娠初期の便秘が引き起こされます。


妊娠中期～後期になると、胎児の成長とともに、お腹が大きくなります。
大きくなった子宮が大腸や直腸を圧迫して便通を悪くします。


ただでさえ女性は便秘しやすいので、普段から便秘解消を心がけて、
いざ、おめでたの時に不調にならないようにしましょう。

★便秘解消の方法・生活習慣を正しくする
　就寝、起床時間をなるべく一定にする
　1日の食事時間をきちんと決める

・朝起きたとき、コップ1杯の冷たい水を飲む
・朝トイレに座る時間をつくる
・つわりがひどい時は果物を食べる（りんごがおすすめ）
・ヨーグルトとオリゴ糖、食物繊維を積極的に食べる
・姿勢を正す
　背中を丸めている時間が長いと、内臓が圧迫される

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妊娠中の便秘解消法

便秘は不快ですし、ひどくなるとお腹の痛みもひどくなります。
普段でも大変なのに、妊娠中に便秘となると、更に大変になります。

自分の体のことばかりでなく、お腹の赤ちゃんのことを最優先に考えなければならないからです。

出産を経験した女性に聞くと、たいていの方は、便秘を経験しています。
妊娠初期から症状が現れる人も多いようです。

なぜ、妊娠中に便秘になる女性が多いのでしょう？

妊娠中は「黄体ホルモン」が盛んに分泌されます。
このホルモンは、黄体ホルモンが筋肉を弛緩して腸の働きを鈍くしてしまいます。

さらに、大腸の水分を子宮に集めようとする働きを起こすため､便が硬くなって便通が悪くなります｡
これらの作用で、便秘が起こりやすくなるのです。

また､妊娠中期になると、大きくなった子宮で腸が圧迫され､便通が悪くなります。

対策は、何といっても排便にいい食べ物に切り替えることです。
食物繊維が多量に含まれている食品を意識的に摂りましょう。

腸内の善玉菌を増やすために、乳酸菌や乳酸菌の餌になるオリゴ糖を摂取することも有効です。

生活習慣で大切なことは、排便のリズムを作ること。
朝食後は便意がなくてもトイレに座る習慣をつけましょう。

また、運動不足にならないように注意します。

どうしても出ないときは、妊娠中でも使用しても安全な便秘薬がありますので産婦人科の医師に相談してください。

市販の便秘薬を自己判断で服用すると、流産の危険がありますから絶対にやめてください。

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